引き出物に入れる『縁起物』って？入れる場合の注意点やおすすめアイテムを紹介

人生の門出のひとつである結婚式。
お祝いをしてくれた方々へ引き出物として贈られるのが縁起物です。
本記事では引き出物に縁起物を添える際の注意点や、おすすめのアイテムについて紹介します。

引き出物に入れる『縁起物』って？

縁起物とは、引き出物に入れる品物のひとつです。
言葉のとおり縁起のよいものを指します。
喜ぶから転じて昆布や、冬の寒さに負けずに花をつけ長寿の意味を持つ梅干しなどが、縁起物に該当します。

引き出物に『縁起物』を入れる理由は？

引き出物に縁起物を入れる理由は、さまざまな説が唱えられています。
以下ではよく聞く2つの理由について紹介します。

ゲストの幸せを願うため・感謝の気持ちを伝えるため

引き出物に縁起物を入れる理由のひとつは、結婚式に来てくれたゲストへ感謝の気持ちを伝え、その幸せを願うためだといわれています。
自身の結婚式に来て晴れの日をお祝いしてくれた感謝のしるしとして、または相手の幸せを祈る思いを伝えるために引き出物を渡すと考えられています。

引き出物の品数の調整のため

引き出物に縁起物を入れる理由は、引き出物として渡す品物の数を調整するためという説もあります。
全員分同じ引き出物を用意したが、お世話になった方や目上の方など引き出物を豪華にしたい場合もあります。
そのようなときは縁起物を加えれば、予算を抑えつつ引き出物をグレードアップできます。

引き出物におすすめの『縁起物』をご紹介

引き出物の縁起物には定番のおすすめ品があり、それぞれの品物ごとに送る意味も異なります。
ここでは引き出物におすすめの縁起物を、その品物に込められた意味とともに紹介します。

そうめん・うどん

引き出物におすすめの縁起物に、そうめんやうどんなどがあります。
うどんは太くて長いことから、「長寿」の意味があります。
結婚式の縁起物としてのうどんは、「夫婦で末永く一緒にいられますように」という願いも込められます。
また、そうめんなどの麺類には「良好な人間関係」、「恋愛運が上がる」などの意味があり、こちらも引き出物の縁起物として最適です。

かつお節・出汁

引き出物に入れたい縁起物として、かつお節や出汁もおすすめです。
かつお節は、かつおの背中側で作ったものを雄節、お腹側で作ったものを雌節といいます。
これらの雄雌が一対にピッタリと合わさることから、かつお節は「夫婦円満」を意味します。

梅干し

引き出物に入れる縁起物として、梅干しを入れる方もいます。
梅干しには、「しわができるまで夫婦が元気に暮らしていけますように」との願いが込められています。
酸味の強いものから甘みのあるものまでさまざまな梅干しがあるため、相手の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

お米・お赤飯

お米やお赤飯も、引き出物におすすめの縁起物のひとつです。
お米は「八」という末広がりで縁起のよい数字が含まれていることや、一本の稲穂に多くの実がつき「子孫繁栄」の象徴であることから、縁起物として人気です。
また、赤飯は赤い色で縁起がよいこと、厄除けの意味があること、昔からお祝いごとの席で食べるものだったことを理由に縁起物として選ばれています。

お茶漬け・お吸い物・お味噌汁

引き出物におすすめの縁起物の5つめは、お茶漬け、お吸い物、お味噌汁です。
お茶漬けは「めでたい」という語呂に合わせて鯛茶漬けが、お味噌汁の場合は鯛のモナカなどが付いたものがおすすめです。
お吸い物は二枚貝で対になる貝とだけピッタリ合う、はまぐりが最適です。

引き出物に『縁起物』を入れる場合の相場

縁起物の相場は、1,000円から1,500円です。
親族や友人、同僚などお相手に対して値段を変えることはなく、同じ価格帯のものを渡すのが一般的です。
メインの引き出物や引き菓子と比べるとお安く感じますが、この価格でも選べる品はたくさんあります。
ぜひ気に入った縁起物をみつけてください。

引き出物に『縁起物』は必ず入れるべき？

縁起物は、引き出物に必ず入れなくてもOKです。
縁起物を入れる風習は、引き出物が2品で割り切れる数字だと縁起が悪いことから始まりました。
しかし地域によっては3品以上入れたり、都会ではミニマムに2品で済ませたりする場合もあります。
縁起物を入れないと、という義務感にとらわれず、ゲストとの関係や結婚式を行う地域の風習などに合わせて決めるのがおすすめです。

引き出物に『縁起物』を入れる場合の注意点

縁起物には、なんでも入れてよいというわけではありません。
ここでは引き出物に縁起物を入れるときの注意点を紹介します。

地域によっては『縁起物』のしきたりがある

引き出物に縁起物を入れる場合は、その縁起物が地域のしきたりに合っているかを確認しましょう。地域によっては、必ず入れる品物が決まっていることもあります。
わからない場合は両親や親戚などに確認し、自分や結婚相手の出身地の縁起物事情に合った品物を選びましょう。

贈り分けをする場合は中身が見えない工夫をする

ゲストごとに異なる縁起物を送る場合は、中身が違うことが分からないようにラッピングに気を遣いましょう。
自分がもらったものが他の人とは違う場合、それを不安に思う方がいるかもしれません。
縁起物を贈るときは、袋のデザインや大きさを統一するのがおすすめです。

まとめ

縁起物は引き出物の品数を増やしたい場合や、グレードアップしたい場合に贈ります。
品物としては、うどんやそうめんなどの麺類、かつお節、梅干し、お米や赤飯、お茶漬けやお味噌汁やお吸い物などがおすすめです。
小野製麺で取り扱っている半田そうめんも引き出物はもちろん、普段の食卓でいただくお取り寄せグルメやギフトとしても選ばれています。
ぜひご利用ください。